何かと地方の衰退が叫ばれる現在、「プラチナ・ギルドの会」のメンバーである川添能夫さんは、出身地元である秋田県能代市に活動拠点を構え「市民おもしろ塾」を立ち上げ、大いに地域の活性化活動を展開しています。
至る所に「🌸能代愛」がにじみ出ています。(2022年以降)
宮田記
(2021年以前はこちらを参照願います)
今年も押し詰まってきました。能代は今日は幸い雨です。12月に入り、急に寒くなり灯油・電気ストーブ、こたつ、寝る時は電気毛布を併用してしのいでいます。ウクライナの人に比べると天国です。PG定例会は、いつも新たな識見を得られて感謝しております。
今年もおもしろ塾の講演講座は順調で、20数名から60数名の方が来てくれています。6年余で121回を数え、6月には、山下太郎地域文化奨励賞をいただき、賞金30万円をどう使おうか嬉しい悩みです。最近のチラシを添付します。地域密着の講座なので、乗ってくると講師も受講者も一生懸命で、時には弱気になる運営の苦労をおのずと励ましてくれます。古希で始めた仲間も喜寿になり、傘寿も目指そうということで果たして如何に? 生涯学習センター退職の60歳も加わり、市民おもしろ塾のHPも開設しましたので覗いてみてください。
それから、歴史家と画家のボランティア協力も得て「能代山本の先人たち」の地方紙掲載を始めて33回、非常に好評です。10数名の歴史愛好家が執筆し、郷土への誇りを育み、生きる情熱のヒントを共有します。新聞社の協力で、12月に講演会も開催しました。 地方にいて思うのは、人不足・コーデネーター不足です。今のロシアはひどいものですが、昔は農奴解放のために多くのインテリが、地方や民衆の中に入っていきました。地方は、人を待っており、シニアでも活躍の場も広いです。関係人口も意味があります。そしてPG会が継続する有為な知識・智恵の学習は、地域にも重要な示唆を先駆的に与えるものとして、傾聴しております。
皆さまのご健康と実り豊かな新年を祈念しております。来年もよろしくお願いします。
(北羽新報より)
今晩は。10周年記念大会のご準備ご苦労様です。こちらは、文化の秋ということで、9月の能代公園おもしろアート秋祭りが4日間で1200名の来場で盛況理に終わり、10月の2回のおもしろ塾講座も郷土に根付いた道祖神や川柳いろはが講座テーマでいい意味で緩い感じで展開しております。活動している仲間も間もなく喜寿ということで世代交代が急がれるのですが、プラチナのようには地方では後継者の精鋭が少なく、また若い人もなかなか組み込めず、悩ましい状況が続いております。来年こそは、運営の若返りをと期しております。少しずつ寒くなっておりますので、冬構えが必要になってきました。季節の変わり目、皆さんも風邪やコロナに注意され、御健闘ください。
(北羽新報より)
暑中お見舞い申し上げます。秋田県北部は、梅雨明けが済んでいるのに、連日の雨で避難やら、浸水やらの悩ましい状況があちこちで発生しております。幸い小生の住む能代の旧市街はほとんど心配のない地域ですが、日常活動も鈍くなり、お盆を前にしてうっとおしい毎日です。この状況が、予報では来週まで続くということで、今までにないまさに天変地異であり、すでに罹災の方は、更に窮地に陥ることが危惧され、困ったものです。
さて忙しさに紛れ、PGの定例会も欠席がちで失礼しております。市民おもしろ塾は、4月以降も少なくとも毎月1回の講座を継続しており、コロナ過ですが30名から時には70名の参加者を集めております。市民に意義ある講座ということで、参加者が少ないときも社会的に確かなプラスの実感です。また6月の林野庁管理局長の特別講演は、木都能代ということもあり、文化会館に100数十名が参加し一定の刺激を地域に与えたと感じています。
講座と離れては、有志実行委員会を形成し、5月は能代公園おもしろアート祭りの5回目を開催、つつじを背景の舞台での多彩な踊りやバンド演奏者の熱気で、寒空をぶっ飛ばしました。7月末2日間の能代おもしろ映画祭りは、人口減で今年が最後かもの懸念の中、邦画旧作4本立て500円、米国ドキュメンタリー2本各600円の廉価特別企画で勝負、強力なシンパ達も現れ、延べ300人近くの入場者があり、足を出さずに済みました。人が少なくなろうが、手ごろな入場料で手ごたえある文化を味わえるなら地方でも生きていけるとの感想を漏らす人もおり、まさに至言と感じ入った次第です。パチンコ屋さんを含む延べ30人のボランティアもありがたいものでした。
こちらも、76歳も近くなり視聴覚も衰えてのザトペック走法で、若き世代への移行も道半ばですが、もう少し頑張りたいと思います。それにしても、PG会の先見性のある講座や新たな手法には、折々参考になり、それを示すことが我が郷里への刺激にもなり、自分も大きい顔をし、一部実現もし、まことに感謝しております。小生としては今や新たなものを先取実現しようとの姿勢は薄れがちで、若い世代にタイミングよく移譲するしかないと確信をしております。この良質なプラチナ会が、10年記念会を間もなく迎え、新たな地平線もうかがっている姿を拝見し、実にうれしく思っております。一層の着実なご発展を期待し、何よりも皆さまのご健勝を祈っております。
こんにちは。先日のPGアワードの発表も得るところが多く、いつもながらありがたいです。秋田もあれほどの大雪が、自然にすっかりなくなり、あまり雪かきに精を出さずに得したと思っています。こちらのコロナは、クラスターの連続で、1・2月とおもしろ塾は休みました。3月12日に久し振りの開講でさすが20名どまり、講座はPG会員・シニア大楽代表の藤井さんの支援を受けて、大楽Web開放講座でAIやら、笑いとウオークで100歳人生を健康にと、知的に楽しみました。最近は、森田さんにもアワードの事を聞いたりしていますが、PGの方々は、皆さん才があり、企てがあり、親切で何かと助かります。
3月26日は、能代出身の丸紅マンが、駐在地のロシア・パキスタン・トルコの体験を話し、ウクライナ侵攻の関連で、おのずとロシア史の話となり、みなさん真剣に聞いていました。彼は、モスクは支店長やキエフ所長を経験しており、複雑な心境の中で講師を一度辞退しましたが、66名の受講者が集まり、話して良かったとコメントしていました。京都の市民団体が、姉妹都市のキエフの人々に向けて、ウクライナの国歌を歌って共苦をシエアしようと試み感謝を受けていましたが、この国歌は今のウクライナのことを正に唄っているのではと感銘を受けます。検索してみてください。
4月に入ると助成金申請シーズンで忙しくなりますが、能代公園のつつじ祭りも近づいてきますので、みんなで騒ぐ準備に入っています。春近し、元気がわいてきます。
今年もよろしくお願いします。1月10日にさいたま市から能代に帰り、単身赴任生活を再開しました。上げ膳、据え膳の2週間が懐かしい。こちらは大雪で毎朝の雪かき、また歩くのも難儀です。これも健康法の一つと割り切って生活しています。水道も一時凍り、洗面台が押し上げられて大きく傾いており、春まで修理はお預けです。
コロナも急にクラスターが発生し、8日平均13人以上の感染数で、県内で能代市のみが、レベル3の認定に変わり、あらゆる行事が延期・中止となりました。しばらくは、おもしろ塾の開催も慎重な対応が迫られることになりました。
ゆっくりエネルギーを蓄え、次への良き準備をとの天の配剤と思いつつ、日々の厳しい寒さにいくつかの暖房具を買い込んだり、舞い落ちる雪を恨めしく見やる毎日です。関東の好天が羨ましい限りです。
添付は、地方紙に掲載された新春投稿です。4月は、市議会議員の選挙で、多くの新人が立候補の表明をしました。20人の議員定員に女性議員がわずか3人の現状なので(地方は近隣市も似たような割合です)、新人女性候補を応援し、地域改革に少しでも繋げたいたいと思います。
お互いコロナに気をつけましょう!
(北羽新報新春随想)(掲載許可済)